タロット78枚の意味まとめ

作成・更新 2026-07-29 · ootssu ガイド

タロット事典(Tarot Card Meanings)78枚の正位置・逆位置の意味事典+AIによるスリーカード・リーディング

タロットカードは78枚からなる一組の絵札です。今日もっとも広く使われているライダー・ウェイト系を基準にすると、78枚は大きく大アルカナ22枚小アルカナ56枚に分かれます。この記事では、それぞれのグループがどんな意味を持つのか、正位置と逆位置はどう読むのか、そしてもっとも基本的なスプレッドは何かを、初めての方でもたどれるようにまとめました。

先にひとつ押さえておきたいことがあります。タロットの意味は絶対のルールではなく、長い時間をかけて積み重なってきた象徴の約束事です。同じカードでも、質問の文脈、一緒に出たカード、置かれた位置によって解釈は変わります。だからキーワードは正解ではなく、物語をほどく手がかりとして見るのがおすすめです。

78枚はどう構成されているか

一組のデッキの構造は次のとおりです。

  • 大アルカナ22枚 — 0番の愚者(The Fool)から21番の世界(The World)まで番号のついたカード。人生の大きなテーマや転機、成長の段階を象徴します。リーディングで大アルカナが出ると、それだけ重要な流れとして読みます。
  • 小アルカナ56枚 — ワンド・カップ・ソード・ペンタクルの4つのスート(組札)に分かれます。各スートはエースから10までの数札10枚と、ペイジ・ナイト・クイーン・キングのコートカード4枚で、合わせて14枚ずつ(14×4=56)。日常の具体的な出来事や感情を扱います。

よく大アルカナは「大きな絵」、小アルカナは「細かな事情」にたとえられます。両方が一緒に出たとき、全体の物語が立体的に見えてきます。

大アルカナ22枚の核となるキーワード

大アルカナ22枚は、しばしば「愚者の旅」と呼ばれます。何も知らずに旅立った愚者(0番)が、さまざまな人物や出来事を経て完成(21番)に至る成長の物語として読む見方です。下の表は各カードの正位置の核となるキーワードをまとめたものです。

番号カード正位置の核となるキーワード
0愚者(The Fool)新たな始まり、純粋、冒険、自由
1魔術師(The Magician)意志、創造、実現力、才能
2女教皇(The High Priestess)直感、内なる知恵、神秘、潜在意識
3女帝(The Empress)豊かさ、母性、創造性、自然
4皇帝(The Emperor)権威、安定、秩序、リーダーシップ
5教皇(The Hierophant)伝統、教え、制度、信念
6恋人(The Lovers)愛、関係、選択、調和
7戦車(The Chariot)意志、前進、勝利、統制
8力(Strength)勇気、忍耐、やさしい強さ、自制
9隠者(The Hermit)内省、孤独、探求、内なる光
10運命の輪(Wheel of Fortune)変化、循環、運、転機
11正義(Justice)均衡、公正、因果、真実
12吊るされた男(The Hanged Man)停止、視点の転換、手放し、犠牲
13死神(Death)終わりと始まり、変容、移行、再生
14節制(Temperance)均衡、調和、節度、融合
15悪魔(The Devil)執着、束縛、誘惑、物質へのとらわれ
16塔(The Tower)突然の崩壊、衝撃、覚醒、解放
17星(The Star)希望、インスピレーション、癒やし、静けさ
18月(The Moon)不安、幻想、無意識、あいまいさ
19太陽(The Sun)喜び、成功、活力、肯定
20審判(Judgement)覚醒、復活、総決算、呼びかけ
21世界(The World)完成、達成、統合、旅の終わり

小アルカナ4スートの性質

小アルカナ56枚は4つのスートに分かれ、各スートはひとつの元素と人生の領域を象徴します。スートの性質を先に身につければ、56枚を丸ごと覚えなくても、おおよその方向をつかめます。

スート元素扱う領域性質のキーワード
ワンド(Wands・棒)仕事・創造・意欲情熱、エネルギー、推進力、野心
カップ(Cups・聖杯)感情・関係愛、感情、直感、つながり
ソード(Swords・剣)思考・コミュニケーション知性、判断、葛藤、真実
ペンタクル(Pentacles・金貨)お金・現実・健康物質、安定、着実さ、実り

数札にも流れがあります。エースはそのスートの種(新たな始まり)、中ほどの数は展開や葛藤、10はその領域の完結や頂点を表すことが多いです。コートカード4枚は人物や気質を示します。おおまかに、ペイジは学びと知らせ、ナイトは行動と推進、クイーンは成熟と包容、キングは円熟した統率と読みます。

正位置と逆位置の読み方

カードを開いたとき、絵柄がそのまま立っていれば正位置(アップライト)、上下逆さまになっていれば逆位置(リバース)です。逆位置は必ずしも「悪い意味」ではなく、同じエネルギーが別の状態で現れていると見るのが一般的です。代表的にはこう読みます。

  • 弱まった・滞ったエネルギー — 正位置の力がまだ発揮されていない、あるいは遅れている状態。例:太陽の逆位置は、喜びが一時的に曇ること。
  • 内へ向かうエネルギー — 外に現れていたテーマが、内面や個人的な領域へと向かう。
  • 過剰・ゆがんだエネルギー — 正位置の性質が行きすぎて副作用として現れる。例:力の逆位置は、自制心のゆらぎ。

最初のうちは逆位置をあえて使わず、すべて正位置として読んでもかまいません。慣れてから逆位置を加えると、解釈が一段と細やかになります。大切なのは「ルールの暗記」ではなく、このカードが今この質問にどんな方向のエネルギーを語っているかを、自分の言葉で説明してみる練習です。

もっとも基本的なスプレッド

スプレッドとは、カードを置く配置と各位置の意味をあらかじめ決めておく方法です。初心者にもっともおすすめできる2つは次のとおりです。

ワンカード(One Card)

質問を思い浮かべながら1枚だけ引きます。「今日はどんな心構えで過ごそう?」のような軽い問いに向いており、毎日1枚引いて記録すれば、カードと早く親しくなれます。

スリーカード・スプレッド(Three-Card)

3枚を横に並べ、各位置に意味を持たせる、もっとも広く使われるスプレッドです。位置の割り当ては質問に合わせて自由に決められますが、代表的な例は次のとおりです。

  • 過去 – 現在 – 未来:流れや変化を見るとき
  • 状況 – 行動 – 結果:どう対処するかを決めるとき
  • 自分 – 相手 – 関係:二人の間柄を見るとき

3枚をそれぞれ解釈したら、3枚をひとつの物語としてつなげて読むのがコツです。カード一枚一枚の意味よりも、3枚がつくる流れが多くを語ってくれます。

初心者へのヒント

  • まずキーワード、それから絵柄。 表のキーワードで大きな方向を定め、絵の中の人物・色・象徴を観察して肉づけしましょう。自分で見つけた印象がいちばん長く記憶に残ります。
  • 質問は具体的に。 「うまくいく?」よりも「この転職を進めたら、自分はどんな流れを経験する?」のように問うと、カードもはっきり読めます。
  • まずは大アルカナとスートの性質だけ。 78枚を一度に覚えようとせず、大アルカナ22枚と4スートの性質を身につけるだけで、たいていのリーディングは始められます。
  • 記録する習慣。 引いたカードとその日の解釈、実際どうだったかをメモしておくと、自分なりの読みの感覚が積み上がります。
  • 断定しない。 タロットは未来を確定する道具ではなく、いまの状況を別の角度から照らし、考えを整理する手助けをする道具です。
ご参考までに

このガイドとタロット・リーディングは、娯楽と自己内省のための参考です。カードの解釈は決まった未来ではなく、医療・法律・財務・心理療法などの専門的判断に代わるものではありません。

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